エクスペリエンスデザイン

 6月19日(月)の特別講義[みらいのデザイン]の講師は株式会社インフォバーンの取締役をされている井登友一さんだった。井登さんは人間中心設計首位新機構認定の人間中心設計スペシャリストでもあり、エクスペリエンスデザインを行われている方。

 

 世界的に有名な以下のようなモノ。

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これらは、物理的なモノを作って提供していない。Googleであれば情報を検索するプラットフォームであるし、Facebookもコンテンツを作っているのは自分たちユーザーであって、そこに広告が紐づいてFacebook側に利益が出る仕組みになっている。

 これらはほんの一部であるが、これらは“モノではなく経験を提供している”のである。今まで、日本では特に、モノが重要視されていてサービスと分離されて考えられていた。しかし、近年では大きなサービスの中に関連してモノが存在するようになっている。

 “経験経済”という言葉があるように消費者がお金を払うのが、モノから経験・体験に変わっている。

 そこで、エクスペリエンスデザインの考えが入ってきて、消費者・ユーザーがどのような経験・体験をしたいと思っているのかを考えてサービスを提供していく必要がある。

 

 

 

 

 講義内ではもっと踏み込んだ内容のお話もしていただいたのだが、エクスペリエンスデザインの考え方はたとえデザイナーにならなくとも、今後社会にでて働く上では必ず必要になるとつくづく感じた。

 それ以外にも、人間工学を用いる場面でも同じようにこのエクスペリエンスデザインの考え方を並行して用いることが今後はもっと必要になるのではないかと感じた。今は当たり前のように「人間工学に基づいた◯」のようなキャッチフレーズの付いた製品を目にするが、それらの製品は「持ちやすい」とか「体にフィットする」というようなことしかないように思えてしまう。

 もちろん「持ちやすさ」とか「体にフィットする」というようなことが全問に押し出されていることは間違っていないと思うが、その後ろにはエクスペリエンスデザインの考えに基づいたユーザーの体験や経験をデザインしていかなければならないと強く感じた。