MacBook Proと使う、「MX ERGO」使用感メモ
初めまして、「つゆけん」と申します。
この記事はタイトル通り、logicoolのワイヤレストラックボールマウス「MX ERGO」
を1週間弱使ってみて思ったことをテキトーに書き留めたものです。
つたない文章ですが、誰かのためになれば幸いです。
1.使用環境について
まず、この「MX ERGO」を僕が使っている環境などについて。
- MacBook Pro 13inchTouch Barモデルで使用
- マウスの持ち方は「つまみ持ち」派
基本的なマウスの持ち方は「かぶせ持ち」「つまみ持ち」「つかみ持ち(爪たて持ち)」の3つ。ネットで検索すれば、
こんなまとめやブログがいくつも出てくる。このレビューはつまみ持ち派の視点であるということもポイントかもしれない。
3.手のサイズ
これは人間工学的に重要だと思うこと。
AIST日本人の手の寸法データに統計とか測り方とかしっかりと載っているので興味のある方はチェックしてもらいたいのだけれど、今回押さえておきたいところは掌の縦と横、それから人差し指と中指の長さの4つだと思う。この4ヶ所の平均と僕の値は以下の通り。
僕の手は大体平均ですかね。ちょっと指は長いのかな。
ということなので僕よりも手が大きかったり、 逆に小さかったりすると少しずつ感想に違いが生じるかもしれないので、あくまで1例としてお考えいただきたい。
4. Adobeソフト系の使用が7割程度
他はExcelとかくらい。ゲームはしないし、ネットサーフィンもほとんどしないです。
2.「MX ERGO」を使ってみた感想
探せばいくらでもレビュー記事が出てくるので、そういうところには書いてなさそうなことをいくつか。
- 割とクリック音が大きい気がする。耐久性での問題なのか、全体的なデザイン等の問題なのかわからないけど、カチッって音がはっきりと出る。特に左右クリック時に。
- 側面のボタンと、左クリックボタンの左側にある2つのボタンは正直なところ押しやすくはない。ので、「どこかのボタンに[Alt]を割り振って[Alt+スクロール]で片手だけでズームできる!」みたいなことは正直やりずらい。できなくなないけど、個人的にはお勧めしない。
- 環境によっては結構ホコリがたまってボールの回転がスムーズでなくなる。
- 0°での使用感は「つまみ持ち」派からするとよくない。手の角度と本体の膨らみ方の関係で思った以上に手首にくる。でも、20°は結構手にフィットして、いい感じ。
- PC2台間をポインターが行ったり来たりするFLOWって機能は、本当に一部の人しか必要にならないと思う。
3.まとめ
僕はワイヤレスのトラックボールマウスが欲しくて購入したわけですが、この「MX ERGO」の強みは
- レシーバーを刺さなくていい
- 本体を20°というより自然な手首の角度で使える
- 有名メーカー
という3つだと思うので、レシーバー有りや有線でもいいのであればもっと金額的に安いものや、その他条件に当てはまるものもたくさんあるので、しっかりと調べることをお勧めします。
1万オーバーの金額が出せるのであれば、強くおすすめ出来るマウスだと思います。
以上、簡単にですが、「MX ERGO」レビューでした。
4.とても個人的な使用感の話
ここからは非常に個人的な使用感の話になります。特に、はじめにも書いた使用環境でのアレコレについてです。
人に見せようとして書かないので読みにくい文章、かつかなりピンポイントな部分の事を書くので、読まなくていいかもしれません。
それでは…
4-1.作業効率は正直なところトラックパッドが1番
僕は別にWindowsでもMacでもいいと思っていて、両方にメリット・デメリットがあり使用用途によって選択すべきだと思っています。
…が、ぶっちゃけ、現状のポインターを操作するデバイスとして、手首への負担などを度外視して単純な操作性・作業効率だけを見るのであれば、MacBookでトラックパッドを使って操作するのが1番だと思ってます。これはジェスチャーが優秀すぎるから。(Surfaceのタッチパッドは優秀らしいって話を聞いたけど、これは実際に触ったことないので今回は省かせてください。)
僕は初めにも書いた通り、特にIllustratorやPhotoshop、InDesignなどAdobe製品を使います。その場合、上下左右の移動やズームイン、ズームアウトを多用します。これが、マウスだと非常にやりにくい。上下スクロールはホイールでできるからいいとしても、左右は「command(control)+ホイール」、ズームインアウトは「option(alt.)+ホイール」とマウスだと複数操作を必要とします。それに対し、トラックパッドであれば、指2本で前後左右にスクロールしてやれば済みます。しかも、トラックパッドであれば斜め移動も簡単にできるわけです。十字キーと3Dスティックくらい違うイメージです。(設定によってはマウスでもできるのかもしれないので、怪しいところではありますが…)
で、「MX ERGO」では左右クリックボタンとホイールの他に3つボタンがあって「logicool options」というソフトでショートカットキーを設定できるわけですが、このキーにshiftやcommand、alt.などを単体で登録出来るのですが、「2.「MX ERGO」を使ってみた感想 」の項目でも書いた通り、ボタンを押しながらのホイールはやりづらいです。なので、単純な操作性で言えばトラックパッドには敵わないと思っています。
また、左クリックボタン横の2つのボタンはデフォルトでは「進む」「戻る」になってますが、これもトラックパッドであれば指2本で左右にスクロールすれば事足りますし、何より僕はTouch Barモデルなのでキーボード左上で「進む」「戻る」ができてしまいます。
まだTouch Barが対応できていないソフトもあったりしますし、ショートカットを使いこなせる人からしたらイマイチかもしれないですが、僕のようなライトユーザーはいちいちショートカットなんて覚えてないですし、視覚的にもわかりやすいTouch Barは非常に使い勝手がいいです。
4-2.ボタン位置について
20°角度をつけた場合で「かぶせ持ち」すると、基本的な操作はいい感じなんですが、左クリックボタン横のボタン2つにうまいこと人差し指を合わせることができず、ボタンを押すたびに手を少しずらすことになってしまっています。
これは人体の構造上、人差し指は中指側にはある程度動きますが、親指側にはほとんど開きません。このせいで僕個人としては、2つのボタンが異様に押しづらいと感じているのだと思われます。
4-3.本当のまとめ
というように、僕は重箱の隅をつついてしまうようなタイプの人間なので、ここまで読んでいただいた方には「こいつ「MX ERGO」嫌いなんじゃねえか」と思われた方が大半だと思いますが、その逆です。もうトラックボールは何より使っていて楽しいので好きです。
手首の負担が減ることは紛れも無い事実であって、現状右手首に痛みのある僕はしっかり「MX ERGO」を使います。
もし購入を考えているなら、自分の使用環境や使い方などをしっかり吟味した上で判断をされることを強くお勧めします。なかなかにいいお値段するので。最寄りの家電量販店等で実機を触れたりすると尚良しだと思います。
気軽に聞いていただければ、可能な範囲で回答いたします。
以上、長々とお付き合いいただきありがとうございました。